2021グレイヘア川柳、入賞作品決定!

2021年7月から8月末まで募集しておりました「グレイヘア川柳」。

初めての試みでしたが、13歳から83歳の皆様に、629句ものご応募をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

その後、スタッフ一同頭をひねりながら、入選作品20句を選出。皆様にご投票いただき、上位から「最優秀賞」および「優秀賞」を決定いたしました。

また、本企画にご協賛いただいている株式会社 Ric’s & Co.「リックス賞」、そして「日本グレイヘア協会賞」も合わせて決定いたしました。

以下、ご報告させていただきます。

最優秀賞

グレイヘア 最初は不安 今自慢(休鶏)

染めた髪から卒業しようと決めた人は、「白髪交じりの髪でも似合うのかしら?」「老けて見えないかな?」と不安になるもの。けれど、揺れる気持ちを乗り越えてグレイヘアになってしまうと、今度はその髪色が自慢になります。そんな気持ちの変化を軽やかに表現してくださいました。

優秀賞

グレイヘア 孫に「ヤバい」と 褒められる(はなばあば)

私たち世代にとって、「ヤバい」という言葉は良くない意味でしたよね。でも今は、最大限の賞賛の言葉にもなっています。お孫さんに「ヤバい」と褒められた「はなばあば」さんは、若い世代が憧れるようなカッコいい髪色でいらっしゃるのでしょう。お孫さんの言葉に驚きつつも嬉しくなった、そんな気持ちが伝わってきます。

リックス賞

グレイヘア 選んだ母に 憧れる(あやかと)

この句に2つの意味を感じ、選出しました。
ひとつは、「若々しさはこうあるべき」といった常識を超えて白髪を生かすことに決め、それを個性にしてしまった母の生き方やセンスに、子どもながら憧れるという意味。
もうひとつは、母のグレイヘアが若い世代に流行しているシルバーアッシュ系のカラーに見えて、思いがけなく憧れの対象になってしまったという意味。
どちらの意味にも受け取れる面白さがあるとともに、母に対する愛情や尊敬の念が透けて見えるあたたかな句だと感じました。(株式会社Ric’s&Co.一同)

日本グレイヘア協会賞

染めてきな 老母がそっと お小遣い(ジェシーウー)

自分の意思で白髪を染めずにいて、その髪色を気に入っているのに、母は娘が髪を染めるお金にも困っていると思い込んでいる……。そんなチグハグ感に笑ってしまいつつも、いつまでたっても娘が心配でたまらない母の愛にほっこりしてしまう、とてもバランスの良い句だなと感じました。


どの句も素晴らしく、投票してくださった皆様も大いに迷われたのではないかと思います。
入賞された4名の皆様、おめでとうございます!
のちほどメールにて、入賞のお知らせと副賞の送付先についての確認をさせていただきます。

日本グレイヘア協会では、来年も「グレイヘア川柳」の募集を行いたいと考えております。

来年の告知を、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ!

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